インクス流!


この本は良書ですね。

これまで45日間かかっていた金型作成のプロセスを見直すことで45時間にまで短縮した話を例に、プロセス改善のステップや、熟練者の暗黙知を引き出して形式知にする際のエピソードが読み物としても面白くまとめられています。大学時代に3DCADや設計についてちょっとだけ関わったこともあったので、興味深く読むことが出来ました。

日本の生産性は相変わらず低迷していますんでまだ向上の余地はあります。生産性を向上させて空いた時間をクリエイティブな仕事に使うべきだとは思いますが、効率化がされればされるほど労働者って要らなくなってくると思うんですよね。ITが普及して10年とかそこらで、この状態ですから、今後50年とかのスパンで見れば、確実に人間がやるべき仕事というのは減ってくると思います。

理想的にはワークシェアリングして1日4時間くらい働けば良い世界がくるのかもしれませんが、実際には仕事出来る人は相変わらず残業して、仕事の出来ない人は無職になるのでしょう。

最終的には、クリエイティブってなんだって話になってくる気もしますね。
人間のできることはコンピューターが出来ちゃう時代が来ちゃうのかもしれません。
で、サイバーネットが出現して核戦争と、、、

話はそれましたけど、まあ、興味のある方は是非読んでみてください。




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