珈琲王の帰還

珈琲王が壊れたので直してみた。

2年前に購入してから、我が家の珈琲の消費量を下手したら100倍位にした珈琲王
その王が、ある日突然動かなくなりました。
スイッチを入れてもお湯が沸かない、、、、

ポットとかコーヒーメーカーといった機器はけっこうシンプルな作りで、スイッチ、マイコン基盤、温度ヒューズ、サーモスタット、ヒーターくらいしか構成要素がありません。

ネット上で調べた限りでは、壊れるのはたいてい温度ヒューズが切れているケースが多いみたいです。そこで分解して温度ヒューズを見てみたのですが、どうやら壊れていない、、、次に疑ったのがサーモスタットです。ある温度以上になるとヒーターをOFFにするためのものですね。

テスターで通電チェックしてみると全く針が振れません、、、

というわけで、ここが原因なことは間違いありません。問題は代替品が見つかるかということ。表面に書かれている番号で調べてみたのですがそれらしきものは見つかりません。aitendoで100円で売っていることは分かったのですが設定温度がわからないことにはどうにもなりません。

真ん中の白いグリスがついているのがサーモスタット


そこで、次にサーモスタットを修理している事例を探してみたところ、叩いて直している人を発見しました。サーモスタットはバイメタルを使って物理的に接点を着けたり離したりしているのでスス等で接触不良になってしまうとその状態から脱するきっかけを失ってしまいます。叩くことで接触が復活するケースがあるようです。

ダメ元でドライバーの柄で10回ほどガンガン叩いてみて、再びテスターで確認してみると、なんど、針が振れるではありませんか!
一瞬で修理完了。

組み上げて、早速珈琲をいただきました。

メーカーに修理を依頼した場合、内部ユニットの交換で8000円くらいらしいので新品を買おうかと思っていましたが、まさかぶっ叩くだけで直るとは嬉しい誤算です。

というわけで、サーモスタット不調でお困りのかたはとりあずぶっ叩いてみてください。


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